内臓感覚 ：

内臓感覚を鍛える！
内臓に意識を向けて暮らす！！

確かに大切な事ですが、
内臓だけに話が偏ってしまっているのは、
少し違うと思うのです。


ヨガや瞑想や整体でどんどん余計な力を抜いて内臓感覚を高めていく。
これはとても素晴らしい事だと思います。

では、その先のどこにゴールがあるのでしょうか？


ゆるめて…ゆるめて…
ゆるめていった先には、

虚脱…

という事にはならないでしょうか？

実際、ゆるみすぎて具合が悪い…という方もかなりいるように思います。

内臓感覚も高めて、高めていくと、だんだんと過敏になってしまい、

何も食べれない…
息が詰まるから電車にも乗れない…
内臓に悪い影響がくるから嫌な人に会うのが怖い…

なんて事にもなりかねません。



内臓と身体。

この二つの極性が同時に存在し、また矛盾する事で良いのだ。

と考える方が、
うんと自然なんじゃないかと思うのです。

糸電話みたいに、
引っ張ったり、ゆるめたりして矛盾の塩梅をみるのが、

本当なんじゃないかと思うのです。

矛盾を持って生きる ：

あれをしたい、
こうしないといけない、

ああやって、こうやって…
いろいろやりたい事、
やらないといけない事が、たくさんありますが、


その反面、
内臓は休めと言っている。


自分の世界を表現したい外側の世界と

内臓、つながり、いのちの働きの内側の世界。

こうした矛盾を抱えながら我々は生きています。


そういう身体をみると、
あぁ…人間臭く生きているなぁ。
と感動する事があります。

どうやら内側の世界と外側の世界は、二重に存在し、また矛盾する関係にあるようです。


なんとかができる、私は何なにです。。。
そんな情報で自分を切り取らずに素直に眺めてみると、


矛盾して良いのだ。


と思えてくるのは不思議です…
でも不思議で説明がつかないから本当の事なのかもしれません。

来年の ：

年賀状は、手書きに挑戦しました。

せっかく動物園で虎の観察までしたのに、

書いても書いても…

どうみても猫…

皆さん届いたら暖かい目で見てあげて下さい 笑

絵は下手っぴですが、気持ち込めて書きました。

身体の知恵 ：

治療をしていて、嬉しいのは、
もちろん自分の施術が効果のあった時もそうですが。
患者さんが自分で問題を解決する力を付けてくれた時はもっと嬉しいです。

身体の知恵というか、

治療を続けていって身体の圧力が全体的に均一になってくると、
自然と身体の違和感を感じるようになります。

それは、身体を眺めるような感じで、
ただ当たり前に異常を感じるようになります。

身体を繊細にするのではなく、ただ当たり前の事ができるように。

それが結構難しいようで、ただ身体のセンサーを高めるだけでは大鈍か過敏に偏りがでやすいようです。

身体の圧力が均一になると、自分の実体感がしっかりと感じれるので、全体性を見失わずに身体を眺める事ができるのが良いようです。

先日も患者さんが、自分で股関節の違和感に気付き、自分で動きを編み出してスッと治してしまいました。
右足の痛みを訴えていて私はずっと左の股関節が気になっていたのですが、気付いてしまえばあっという間に治されてしまいました。

気付き～工夫～改善から知恵が生まれると、自分が操作するよりもずっと早くて正確で長持ちしますね。

そういう時に、あぁ伝わったかもしれないと嬉しくなるのです。

半日断食… ：

ここのところ、鎌倉の急な冷え込みにあおられたか、熱を出してしまいました。
身体の芯が冷えてしまうと人は熱を出して身体を回復させようとします。

特に皮膚が弱いので、冷えは損傷と同じだな、とつくづく思います。

そんな回復を極力邪魔しないように、内臓の働きを消化にあてないように、内臓に気を使って食事をすると、自然と半日ぐらい開いて優しいものを食べる。
というリズムになるようです。

そんなに食べてないのに、朝のトイレは凄い勢い！！です。

身体も体温がまだ熱々とはいきませんが、全身に熱がまんべんなく行き渡っている感じです。

確かに鎌倉の自然は厳しく時には身体を傷つけてしまう事もありますが、その分学びは大きく、キチンと対応した後の感じは実に心地好いものです。

乗り越えた今は本当にありがたいと思えます。

写真は宇都宮動物園の象さん。
昔からずっと変わらずいます。
でも一度横の溝に落っこちたなんて！びっくりです！！