無為の手 ：

土曜日から、

往診～仙台～勉強会

そのまま実家によって、

栃木から東京へ、

友人の先生と待ち合わせして

車で鎌倉へ、

バーベキューして、飲んで、


次の日から、

神奈川～東京を往診で走り回り、

この１週間はさすがに、

走りきった感じでした。


最後のほうは、

熱を出しながらのゴール！！

と言った感じでしたが、



やはり、疲れていると、

いろいろな発見がありました。




もはや意識もうろうとして、

何も考えていない時に、


手が勝手に動く！！


と言う状態になったりして、



ふと、

ああ、そういえば、

こういう状態を昔、良しとしていたなぁ・・・

と思ったりしました。




しかし、よく考えて見ると

こういう時の手は

やや乱暴なところがあります。


整体院に勤務していた時代は

少しぐらい乱暴でも、

それを受け入れても余裕のある患者さんが多かったので

そういう中では、最高に効率が良いのですが、



往診などで、

もう少しデリケートな患者さんに触れていると、


『最高に効率が良い手』というのは、

少し、患者さんの身体に

マッチしていない時がある。


自分の状態を無為にするでけでは、

手前みそになってしまって、

治る体力のない人には

塩梅が悪い時がある。


これはもう少し、工夫がいるなぁ。

というのが、最近の感想です。


よくわからない、

ただ触るだけ、

断定、確約のない、

身体呼吸にも、

実は、基本体勢のようなものがあって、


ある先生は身体張力と言っていましたが、

私には、『場の中の住み分け』

と感じるものがあります。


そういった基本体勢が崩れて、

無為の状態になると、

意外に乱暴になっていたり

するものです。


今回、ピンチの患者さんが多かったので、

基本体勢を崩しては、

とても触れない状態であったので、

実際は、治療中は疲れがどうのというのは

吹っ飛んでいましたが、


終わると、どっと来ましたね・・・