聞く事と見る事 ：

先日の練習会で、

呼吸波を感じる、

というワークショップをした時に


目を閉じると上手くいく、
という発見がありました。


目を閉じる、

という事を端的に考えると、

視覚を排除する。

という事になりますが、

自分の感覚では、

目を閉じる事によって

より体感的な感覚になるように思います。



目を多用してしまうと、

表面的な情報にとらわれてしまい、

体感で感じる、

という事ができずらくなるように思います。


自分には、

体で見る…

というより、

体の声を聞く。

という方がしっくりくる気がするのです。



もちろん目で見る、

という事は大切な情報ですが、

現代の社会では、

目からくる情報が多すぎて、

体で感じる、聞こえてくる情報を感じる機会が
少なくなってきているように思います。


五感をフルにつかって

聴診器のような体を作れ！
と仙台の勉強会で習った事がありますが、

その中で、

触覚の中にある実体感や

ありのままを受け入れるという聴覚の存在が

薄れて来ている人が多いと思いました。


五感をフルに使うには、

偏りがあってはダメで、

さらには、

見る～眺める

聞く～聴く

という距離感の違いなどもあり、


そこのさじ加減に、

経験と技術の妙がある…


これは一生ものだ、

とつくづく思うのでした。

治療室に、

黄金虫のカナチャンが

遊びに来てくれました！