そして・・・・ ：

稲村ガ崎で、偶然にもたどり着いた物件は、

実は夜で、なんにも見えませんでしたが・・・

その場の力強さと言うのは、

むしろよく見えないせいか、とても強く感じることが出来ました。

この物件は山の斜腹にポンっとたっている平屋のお家なのですが、

山から、海が見えて、

しかも海の見え方が、谷戸（鎌倉独特の谷風景）の隙間から

湯呑み茶碗のような形で海が見える

侘び寂びスポットなのです。（この時点ではネット情報のみ）



ごぉ～～という風なのか何なのかわからない

なんとも巨大な音の渦が山全体を包み込んでいて、

後でわかったのは、その音の正体は波の音だったのですが。

とにかく、自分の存在を超えた、大きないのちの存在を

はっきりと、畏れをともない感じることができました。



すべては、活動的で、いのち＝生命力は計り知れない。

だが、それらのすべては統合され、全体性としてみれば、





静寂・・・・




スティルする・・・・と仙台のセミナーで言われた言葉が

そっと耳の中に響きました。

すべての生命的な働きが、一体となった時に

スティル・・・止まる・・・という感覚におちいる。

もしかしたら・・・

このことなのかもしれないな～

でもこんなものどうしたらこうなって、

どうすれば、こうなるのか？

なんて、さっぱりわかりませんが、

こういう世界があるのだなぁ・・・

もっと大きないのちの存在を感じながら

治療することが出来たら、

今、難しいと思っている治療が何かすっといくかもしれないなぁ

と、考えていました。




こちらは、後で先日見に行った時の写真。

桜の向こう側が海です。

夜は・・・すごいですよ～