包まれてわかる事 ：

なかなかいつもという訳にはいかないですが、

治療が終わって、患者さんが何かに包まれたような、それでいてその包まれた感覚に安心して身をゆだねていられるような状態になります。

あぁ上手くいったのかもしれないなぁと嬉しく思う瞬間でもありますが、

朝から一生懸命治療室を掃除して、訪れた患者さんがお茶を飲んで、
あぁ美味しいな～
と言われた時も、やっぱり嬉しかったりします。

もしかしたら、やっている事はそんなに大差ない事なのかもしれませんね。

悪くしない ：

…これがなかなか難しい事だと、
つくづく思います。

生きている情報だけをならべれば、
血圧が安定している、
関節の可動域が正常、
左右差がない。
なんて事で良いのかもしれませんが、

その人が生きていく、
という事を考えると、その内容は、まったく違うものになります。

ここが良ければ！
と切り取らずに人を見るには、
一生修行がいりますね。

毎回命がけでやっても上手くいくかどうか。
それでも、毎回手を抜かずにやるには、

少し頭を馬鹿にした方が良いように思います。

ちらほらと ：

雪が降ってきました。
波の音と雪がなんだかホッとさせてくれます。

この前、南国の人は雪を見ると、寒～いイメージがあるという事に驚きました。
雪の多い地方だと雪がつもると風避けにもなってどちらかというと暖かいイメージを持っているように思います。

カマクラの中なんてすごく暖かくて居心地良いです。
それはもしかしたら、包まれるイメージがあるから、何かホッとさせられるのかもしれません。

そんな静かな夜に骨盤の勉強をして、息抜きに散歩にでたら、
道路の標識まで骨盤に見えてきました。。

名言 ：

治療で患者さんと話していると、
思わぬところで名言が飛び出してきます。

この前も、
とにかく身体が変化していると、
まさに頭の先から足の指先まで、
様々な変化を教えてくれる方がいて、
今回は歯茎まで締まって、歯槽膿漏と空きっ歯が治ってしまったようです。

そんな方の名言がこちら…
『それでも身体は動いている』

身体はユニットで動いているというのをズシンと感じる一言でした。
そして動き続けている！！

また、そうやってあらためて考えると、
その動き続けている身体を悪くしない、
というのは、実は良くするよりもずっと難しい事だなぁと考えさせられました。
患者さんの問いかけからまた深まっていくのだなぁと、
また、再認識しましたね。

捧げる身体 ：

シャーマニズムとか祈祷とか、
そういうもので、身体が良くなる。

なんて話を良く聞きますが、
最近、なんとなく意味がわかる気がします。

治療中に、お互いの呼吸運動が安定して、
ゆったりとした雰囲気に引き込まれている感じは、
お互いが作用しあっているような、
何か大きなものに、自分の身体を捧げているような感覚になるように思います。
祈りを捧げるというのも、また似た感じなのかもしれません。

もちろん、それが安全で安心感を持って行われるには、それなりの技術がいりますが、、、

タイコを叩いたり、歌ったり、踊ったり、仰々しい格好をしたりするのも、
やはり意味がありそうですね。