魚をみて海を考える ：

魚屋さんは魚の事をよ～く知っている。

私たち体屋さんは体の事をよ～く知らないといけないですね。


最近は押したらゆるむとか、温めたら良くなるとか、当たり前の体の秩序が、狂ってきているように思います。

こないだ、そういった秩序がまだ残っている粋な体を触りました。

ガチガチで内臓もボロボロ、足なんかゲンナリな感じですが、やったことがちゃんと効くんですね。

腹がしっかりしているというか生き方が良いのかななんて思いましたが、

やっぱりこういう日本人の粋な体が減ってきていると思いますね。


でも魚屋さんが最近旨い魚が取れなくなっても、魚のせいにはしないで、海の問題を考えるように、

私たちも患者さんのせいにはせずに、その環境、社会を考えていかないといけませんね。

アレルギーや自己免疫疾患、心療内科の問題などは、その人がどう生きていくかという問題を考える必要があると思うのです。

元来ひねくれ者の私は、粋な体に出会うとなぜか照れてしまいます 笑